土に魅せられて

もう20年も前のことになります。ある日ご近所に陶芸教室が開設しました。当時小学校の五年生だった娘の方が私よりもっと乗り気で、早速二人で通い始めました。手先が器用で作為の無い娘は、とても温かな、見る人の心を和ませる作品をごく自然に作り出していきました。作為のある私は形ばかりにとらわれて、今だにそこから抜け出せずにいます。でも、土に触れている時、ふと無心になっている自分に気付きます。土の温もりは人の心を安らがせてくれる力があるのかもしれません。一年半ほどで自分の窯を持ち、それからは本を片手に手探りで試し、失敗しを繰り返しています。6年間の米国滞在期間中にも日本から持参の小さな窯は何時も傍らにありました。 長い付き合いになったやきものはその存在をじわじわと私の中で大きくしていくようです。

茶道の道具としての陶器

水指、茶碗、茶入、蓋置、建水、香合、 
菓子器、花入 

普段使いの陶器

酒器、盛鉢、湯のみ、花瓶 

日々に彩りを添える陶花

陶のフラワーバスケット、壁掛け、置物 
フラワーブーケ


 

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