爽やか季節を迎えました。勢いを増して広がる緑、咲き誇る花たち、何もかもが生きる喜びを謳歌しているようです。茶室も炉の季節を終わり、風炉の季節に入りました。お客様にぬくもりを伝えた炉は、炉蓋に覆われ、替わりに用意された風炉釜はお客様から遠ざけた場所に置かれています。これもお客様への気配りを表しているもののようです。 |
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掛け軸:山水有清音
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軸:鍾馗の図
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風炉の季節には、屏風仕立ては暑苦しいので、腰板に透かしを 入れたり、葭(よし)を張って、涼しげに仕立てたものを使います。 風炉:切合朝鮮風炉(唐銅) 釜:真形(鋳鉄製) 皆具:飛青磁皆具一式 |
桑子卓とは、元は床に置き香炉を飾る卓として使われたもので、下段の棚には花を飾ったそうです。それを茶道の棚に転用したもので、桑木地で作られた四本柱二重の小卓です。裏千家四代家元仙叟好みと言われています。 風炉:紅鉢 釜:筒形 茶入:甲赤 水指:染付
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茶器:薬器棗「藤」 茶碗:志野沓形 |
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