長月(九月)の茶室

暑さもようやく遠のき、せみの声に虫の声が合わせる渡しの季節です。萩、すすきなど季節の変化を告げる花々も
目を和ませてくれます。夏の余韻を楽しみながら次の季節への心積もりも致しましょう。

長月の茶室

暑さの盛りは過ぎたものの茶室は未だ夏の風情です。活ける花の中に秋の香りが漂い始めていますが、
花器、棚、風呂釜などは夏と変わらぬ佇まいです。

床の間

軸: 関 大徳寺朴堂

 

床の花

籠:時代籠 写し 唐かご
花:鷹の羽すすき、ホトトギス、ハンカチの木、
秋海どう、白藤袴、れんげしょうま、ひきおこし
籠:唐物耳付かご
花:玉あじさい、花とらのう、はぜらん、藤袴
山ごぼうの青い実、上臈ほととぎす、
黄花れんげしょうま、鷹羽すすき
籠:民芸籠
花:なでしこ、ブッシュセージ、ハンカチの木、
サルビア、千日こう、ホトトギス、ヒメヒゴタイ、
ワイルドオーツ、ルビーグラス

 
 

棚:江しん棚  水指:オランダ写し  切り合わせ風呂窯

 
 
 

茶菓子

 
 
武蔵野うけら餅 月見饅頭 利休まんじゅう

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