冷水点用水指(金魚鉢型)
葉蓋を使って
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盛夏を迎えました。釜に火を入れず、水指にたっぷりの氷を浮かべた冷水でお茶を点てる冷水点はこの季節ならではの特別な点前です。
冷水点用にと金魚鉢を象った水指を青交趾釉を掛けて作ってみました。 先月の笹の平茶碗同様に透明感を出すために土は白土(磁土)を使い、更にその上に白の化粧泥をかけてから青交趾釉を施しました。 流れやすい釉薬を厚掛けしましたから、釉薬が流れて外は水滴のように垂れ、底には釉薬が溜まって、濃い藍色になりました。 点前の時は、下の写真のように水指の蓋の替わりに大きな葉(蓮の葉が正式ですが、今回は八手で代用)で覆いをしました。 |
葉蓋(八手)をした水指
図らずも星の瞬く夏の夜空の ような雰囲気になりました。 |
水指作りの過程
成形 |
化粧泥,青交趾施釉 |
本焼完了 |
水指内側 |