夏

梅雨の無いボストンでは5月が過ぎる頃から突然夏の到来となり、一面の濃い緑に強い陽射しが降りそそぎます。
6月に入ると直ぐに学校は長い夏休みに入り、その開放感が大人にまで伝染するようです。子供も、大人も、老いも 、 
若きもティーシャツ、ショートパンツ姿で海へ、川へ、山へ、森へ、林へと自然と太陽に触れたくて繰り出すのです。
空の明るさとカラッとした空気の清々しさ透明感のある夏の日々でした。

 
待ち構えていたように水上がにぎわいはじめました。 
向こう側のエイトはハーバート大かボストン大のローリング 
クラブのメンバーです。チャ−ルス川にて(6月始め)
 
こちらはチャ−ルス川の河口。夏中ヨットやボートで賑わいます。
チャ−ルスリバーを挟んで手前がわにボストン大学、向こう側に 
ハーバート大学とMITがあります。
 

 
夏休みに入り人影まばらなハーバートの 
キャンパス。(6月始め)
 
夏休みの間も常に利用できる図書館。 
よる12時まで開いている由。
 
初夏のビーコンヒルズ
(ボストンで最も早く住宅地になった地域)
 
 
 
 

     6月の裏庭の宿根草

冬の間は影も形も無かった花達が4月に芽を出し
6月にはもう花盛りになります。
 
 これらの花は今は友人の家の庭で元気に
咲いています。 
 
日本で言う旗竿桔梗なのですが違う 
花に見えます。
 

 
大きな松とメープルの木々に囲まれて、家の中まで陽射しが入らず、
夏を過ごしやすくしてくれます。朝と夕方にはスプリンクラーでの
水やりが日課でした。(7月初旬の我が家) 
 
 
 時にはテーブルや椅子を持ち出して食事をしたり、友人を 
 招いてのバーべキューパーティなど、このテラスはよく
 活躍してくれました。 
 
 
春先まで見えていたお隣もすっかり葉蔭になり 
今は林の中の一軒家のよう。
 
バックヤードのハンモック。いつも誰かが読書や昼寝を 
楽しんでいました。
 

 
庭先から見上げる空が木々の成長と共に小さくなって 
いきます。でもこの空の何と活動的なこと。
 
夕暮れ時の空の変化はめまぐるしくて掴まえるのが 
大変です。繊細で躍動的、妖しいまでの美しさです。(7月)
 

 

 夏の野菜作り

芝生の一部を畑にして夏野菜を育てました。娘が種蒔きから定植、肥料に水撒きと心を尽くして手入れをしましたから日本のきゅうり、なす、きぬさや、いんげん、
おくらなどをはじめトマト、ピーマン、ラディッシュ、かぼちゃなど、最盛期には毎朝食べ切れないほどのうれしい収穫がありました。(7月から9月)
5月に種まき。きゅうりは7月中頃から茄子は
8月から収穫が始まりました。
 
 
トマトの育て方はお向かいのイタリア人の
おじいちゃまから手ほどきを受けました。

 


 
 
ラディシュの収穫が一番早く
6月から食卓に登場しました。
 
 

 
 

サッカー World Cup '94

この年のワールドカップはボストン郊外のフオックスボローで行われました。これはイタリア対スペインの準決勝の日の様子です。 
どちらも情熱的なお国柄とて試合よりも応援の方が白熱しているようでした。(7月9日)

 
 
7月の末ともなればもう涼風が立ち始めま、
空がますます大きく高く見えます。
レースフラワーが咲き乱れる草原。(7月末)
 

 
 

NewPort のジャズフェスティバル

ボストンから車で1時間の港町ニューポート。ここでのジャズフェスティバルは日本でも有名とのこと。
前に舞台、後に海と開放的な広場で皆それぞれのスタイルでジャズと潮の匂いと残り少ない夏とを楽しんでいました。(8月中旬) 

 
 

夏休みが終わって

一夏にぎわった海辺の別荘も静まり返っています。(9月初旬) 閉ざされた扉が夏の終わりを告げているようです。

 
 
     海岸には全く人気がなくヨットの数もめっきり減りました。向かいはボストンの 
  ファイナンシャル街。 
 

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