秋

短い夏を惜しむ間もなく美しいシーズンの到来です。空はますます高く、空気はますます澄んでこの上も無く心地よい季節です。
名残の花が庭先で未だ頑張っていますけれど、9月も半ばになればメープルの紅葉も進み始め、ギースも帰り支度にかかります。
しばらくは空の青とパンプキンと紅葉とのオレンジ色の饗宴です。

 

ボストン郊外の秋の空

なにしろ空が大きいのです。こんなに晴れた日は夜空の星の数も多くて一つ一つが自己主張するように明るく瞬きます。
不思議な事に月も日本で見るより一回り大きく見えます。
秋の訪れを知らせるうろこ雲(9月中ごろ)レキシントンにて
 
隣街(コンコード)の牧場の夕方の空。(10月始め)
 
更に西の村アクトンにある池に映る雲
 
ボックスボローのフィールドにて10月始め)
 
何処からともなく次々に集まってくるカナディアンギース(雁)達。渡りの準備のようです。
そして紅葉が終わる頃のある日突然、南へ向かって一斉に飛び立ちます。
ギースが渡った3週間後位に最初の雪が来ると地元の人達は言います。
 
水辺ではもう紅葉が始まっています。ウォ―ルデンポンドにて 
9月中頃
 
住宅地でも少しづつ紅が広がり始めました。コンコードにて 
10月初旬
 

レキシントンの紅葉(十月中頃)

レキシントンの街外れにある湿地帯(10月中旬)
 
ギースが集まっていた水辺。もう渡ったようです。
 
近くのゴルフ練習場の紅葉。
 
街路樹
 
ご近所庭のメープル
 
お向かいの家。赤いじゅうたんのような落ち葉
 

 
 
 

かぼちゃ

9月になると直ぐにかぼちゃがファームの店頭に並び始め10、11月はショ―ウインドウや家の内外の飾りつけも
かぼちゃ抜きでは考えられなくなります。オレンジ色のかぼちゃは飾るだけでなくハロウイーン用の目鼻の付いた
蝋燭入れ(ジャック・オー・ランタンと言う)やサンクス・ギビィング用のパンプキンパイになったりします。
 クラフトの店の入り口の飾り付け。お化けが居るのはハロウィ―ンが近いから。
 

ファーム(農場直営店)の店先

9月から11月までずっとカボチャ、南瓜、かぼちゃです。

 

我が家の秋

我が家のバックヤードの紅葉は他所よりちょと遅めの10月中頃に始まリます。
赤い色に染まる木が少なく黄色や淡いオレンジ色の多い林でした。

                

ハロウィ―ン(10月30日)

家族が銘々に彫ったかぼちゃにローソクの火を灯し子供達の訪れを心待ちしたものでした。扮装した子供達が毎年20人から30人くらい来てくれたでしょうか。

 

サンクス・ギビィング(収穫祭11月の第4週))が近づく頃

紅葉が終わり枯葉が舞う季節が訪れました。これからは家の中の楽しみに時間を費やすことが多くなります。動物達も冬支度に掛かり始めました。
秋の深まった10月末の我が家。一抱えもあるカボチャが置いてあります。
「100人分のパイが出来るよ」とお店のお兄さんが言っていました。
 
収穫祭(11月の第4週)のシンボルはかぼちゃ、とうもろこし、
そしてナッツ類です。外に花が無くなるとドライフラワーがその代わりをします。
 

枯葉に埋まったバック・ヤード(11月)


 

冬眠前の動物達(11月末)

  
食べ物は無いかと家の中を覗くリス。
 
街灯の下に現れたスカンク 
(夜行性)冬眠前の餌探し。
 
体長50センチあまり。やはり夜行性。 
ねずみの仲間とのこと。
 

   戻る      次へ