雪に埋もれ寒さも殊更厳しい季節ですけれど、家の中は暖炉の温かさと、クリスマスの華やかな雰囲気に
満ちた家族団欒の時でもあります。ボストンの真冬は、ときに気温が-20℃にもなる寒さで、外を歩いて
移動することは無く全て車を使います。でも道は何時も除雪が行き届いていて不便を感じる事はありませんでした。

 

始めての雪 

12月の始めから雪が降りはじめることが多いのですが、これは未だ根雪にならずに消えてしまい、
ホワイトクリスマスになることは意外に少ないのです。矢張り1月、2月が雪の最盛期です。
 最初に住んだボックスボローの家のリビングルームからの初雪の林。(12月始め)
 

 

           クリスマス

12月に入ると街はクリスマス一色。クリスマスの飾りを売る店を始めとして何処も買い物客で賑わいます。家族一人一人に何個もの
プレゼントを用意する為に1年がかりで準備するという話を聞きました。
 クリスマスの定番ポインセチヤとシクラメン。
 
クリスマス用品を売る店のショウ―ウインドー
 
クリスマスツリー用オーナメント
 
 

 
ボストンの中心街コープリィプレイスに毎年輝くツリー。
世界一大きいと言われる。 
 
ボストンコモン。木々に付けられたライトは年明けまで目を楽しませてくれる。
 

 

 

我が家の暮からお正月

ある年のホワイトクリスマス。

 

 
 

クリスマスツリー

12月になるとあらゆるサイズの大きさのツリー用の生木がファームや花屋で売り出されます。我が家でも天井に付きそうな大きな木を買って来て、
飾り付けを楽しみました。木の香りが家中に漂い、1月まで薫り続けていました。日本のようにお正月を祝いませんから、ツリーはもつだけ
持たせて良いわけです。買うときに大きな網がついてくるので、終わったらそれに入れて買った店に持って行き、引き取ってもらうのです。

お正月

アメリカでも1月1日は祭日ですが特別の行事はありません。日本紹介の良い機会ですから、お節料理を用意して、友人知人を招きました。
この時だけは全て日本式にし、時には抹茶も点ててもてなしました。座れない人が多かったのですが。

 

雪・ユキ・ゆきの日々(1月から3月はじめの風景)

我が家のバックヤード。(1月)
 
 
 
同じくバックヤード(2月) 
 
 
 
         

雪にもめげず走りまわるリス達。冬眠をしないらしい。
アメリカ人の友人が作った雪だるま。日本の雪だるまと違って 
3段なんですよね。
 

真冬のフィールド(2月)

美しい紅葉を見せてくれたメープルの林は今一面の銀世界です。この日の気温は零下20℃。寒いというより皮膚がチリチリと痛いという感じです。 

氷の華

現地の人も珍しがる素敵な光景にめぐり合いました。3月始めのある日、気温が上がって雪が雨となり、
積もった雪の上に降り注ぐ雨がそのまま枝で凍り付き、木々がガラス細工のようになりました。
クリスタルガラスで出来たような林が、朝日にキラキラと輝く様は天国はかくやと思わせる美しさでした。

 

 
 

 

戻る