季節の贈りもの

冬の彩り(2015年12月〜2016年2月)

一 年があっという間に巡ります。この感慨も毎年のこと、会う人ごとに「もう師走、月日の過ぎるのが早すぎて…」と言った会話もまたいつものこと、何をするわ けでもないのに、心だけが忙しなさを感ずるのは、長年の過ごし方から派生している感覚でしょう。家の工事がすっかり済んで、気分の良い環境の中に新年を迎 えられるのは有難いことです。来年もきっと良い年になることでしょう。

三年が巡って(12月2日)
お花が大好き、きれいなものが大好き、
ババロアが大好きだった母にと用意した
この日のお供えです。きっと目を細めて
「まあきれいねえ」と言ってくれるでしょう。


母旅たちの日には大輪の白薔薇が母を見送ってくれましたけれど、
今年は紅薔薇がこの日に合せて咲いてくれました。そっと写真に添えました。




師走のお茶の会(12月8日)
毎年この月のお茶の会にはお弟子さんのどなたかが母への供茶をして
下さいます。いつまでも変わらぬ皆さんのお心遣いは、皆さんのお優しさ
に負うところ大には違いありませんけれど、母の魅力も無ではない証拠
でしょう。今更ながらに学び忘れたことの多さに地団駄踏む思いです。


この日のために選んだ和菓子はサンタとリースそして照葉
どちらも母が好んだ行事、クリスマスと紅葉狩りを思い出しつつ。



今年の紅葉

11月の終りごろから少しずつ紅が見え始める楓が、12月中旬になると
見事に色づいて、点したライトに応えて華やぎを見せてくれます。寒く
なり始めて、心細さが心をよぎる季節の何よりの楽しみ、今年の紅葉も期待に反せず、昼も夜間も庭を鮮やかに彩ってくれたのでした。





Lighting






今年のクリスマス



ニューイングランドのクリスマス


クリスマス・イヴのテーブル


紅白の万両  2016年 幸運のお守り



2016年 迎春 



元旦のお膳 家族総出で作ったお節と屠蘇セット



小正月(女正月)
暮からお三が日、正月準備と年始客の接待で
大忙しだった女性たちの骨休めの日とも言われて
いるそうです。私には資格はありませんけれど。




初雪が降って(1月18日)



初釜(1月21日)



初釜の茶菓子



2月の茶室







季節を彩った花たち











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