季節の贈りもの
2015年夏(6月〜8月)
  雨の日が続いたあと、本格的に梅雨入りしたのは6月8日、紫陽花はまだ色付かず、ヤマボウシガ盛大に咲いている頃のことです。。父旅立ちの6月は、天候の せいばかりで なく、心が何とはなしにしんとしています。おおいいちゃまの法要(6月28日)に合わせて、27日にNoahが帰国し、2週間の日本での夏休みを楽しみま した。続きに私もボストンへ行きましたから、この夏は長いことNoahと過ごしました。長いこと一緒にいたせいもあって、別れはなおのこと切なくて、家の 戻ってNoahは大泣きしたそうです。



父の十三回忌(6月28日)
あれから12年の歳月が巡りました。一昔を越えて、参列して下さる方々の
顔ぶれもずいぶんと変わり、この間に彼岸に渡られた方も何人かいらっ
しゃいます。冠婚葬祭は、そうした時の流れが如実に目に見える行事だと
最近とみに思うのは、自分がそれだけ年を重ねたということなのでしょう。
Noahのように、新たに加わる人が歓迎される所以ですね。

東京霊園のトトチャマのお墓参り
Noahの曾祖父と同じ霊園に眠るの父のお墓を訪ね、
念入りにお掃除をしてから、帰国のご挨拶をしました。



大いいちゃまの法要
お参り



お斎 (うかい竹亭)






るり子の誕生日に(7月5日)

そ の日の朝いちばん、玄関のチャイムが鳴りました「こんなに早くなに?」と思いながら玄関に出た私に「お届けものです」と大きなバラの花束が手渡されまし た。10日早い 誕生祝いを家族で祝ってくれることは聞いていましたけれど、このような形で幕開けとは予想外、うれしさがこみ上げて、言葉になりませんでした。朝食が済む やいなや。全員が忙しげに働き始め、出たり入ったり、お昼には品々の料理やNoahが飾り付けたという手作りのケーキが並びました。プレセントカードが次 々に。全員からの記念の品は。私の一番うれしいもの、ピンクの石の入ったペンダント、最後はNoahがキーボードでHappy  Birthday  to  you を弾いてくれました。私に気付かれないように、スターバックスで練習してきたとのことです。心もばら色に彩られた一日でした。



子供たち三人とNoahとで用意してくれたランチとケーキです。



信州へのドライヴ

弟夫妻と私たち5人で信州へ二泊三日の旅へ
蓼科と富士見を中心に(7月6〜8日)

天空ドライヴ





弟の家で



ボストンへ(7月10日〜28日)
信 州から戻って、中一日でボストンへ帰国の娘たちは大忙しです。持ち帰るものの大量の買い物、美容院にも行きたいし、荷造りは大きなスーツケースに4個と走 り回ておりました。かく言う私にも帰宅して直ぐのボストン同行ですから荷造りも留守の間のそれなりの準備もあります。次男が成田まで送ってくれることにな りましたが、荷物6個は積み込めません。前日に2個を宅急便で送りました。慌ただしさの中で時間はあっという間に過ぎて、機中に納まった時は本当にほっと しました。機中のノアは、私が同行していることに満足して、実に静かにテレビを見たり本を読んだり眠ったり、遅れもなく天候のトラブルもなく、ほぼ定刻にボストンローガンエアポートに着きました。さてこれから2週間強のボストンでの夏休みです。計画も山積、楽しみです。

ボストンでの日々
二度目の誕生日(7月15日)
日本で少し早目の盛大な誕生祝の後に、ボストンへやって来ました
のに当日再び大ご馳走の誕生パーティが用意されて驚きました。
ノアが「この部屋に入らないで」という時は、必ず何かよいことが
あります。ピインクの花にピンクの飲み物、ピンク色の食卓が用意
され、二度目の誕生日もおいしく、楽しく、幸せな思いに浸りました。


7/17 Charles River のハーバード大側から対岸を望む
7/19 Concord Colonial Inn(北米最古のホテル)で昼食


7/20 ボストン郊外の田舎道で見つけた星条旗と花


7/23 Charles Riverの川岸に居を構えたカナディアンギース


7/22 ボストン美術館 北斎展


7/22 エレベーターにまで北斎の波


7/25 マーラー五番の演奏会(Tanglewood)

7/25 マーラー演奏中のBSOの楽団員


7/25 Tanglewood の野外コンサート 芝生の聴衆


 7/27 Red Lion Inn の入り口の一つ


7/27 Red Lion Innのロビー

7/27 Red Lion Inn のテラス


ボストンから帰宅して
自然たっぷり、気候爽やかなボストンから帰国して、成田の外に出た途端、
強い陽ざしと熱気に日本を実感しました。次男が空港まで出迎えてくれ、
荷物を運ぶ労もバスやタクシーの手配の労もなく時差のぼんやりした頭と
眠気を助手席で癒して、帰宅した時はすっかり元気になっておりました。
七月の玄関飾りを八月に替えるところからのろのろと作業を始め、盆様の
飾り付けをする頃には時差は完全に消滅しておりました。         


8月の玄関



盆の入り 8月13日
牛も馬も4頭ずつ用意しました。足りなければ、
相乗りして頂くことになります。父の好物
ブラマンジェとおはぎも忘れずに添えました。


盆さまとの送別会
8月13日が迎え火、16日が送り火、あっという間の4日間でした。
お別れの会には、5人それぞれの好みの品を料理して、
長旅前のお腹拵えをして頂きました。淋しさが押し寄せています。


 
6 月、7月、8月の花たち
















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