季節の贈りもの

冬の彩り(2013年12月〜2014年2月)

一 年があっという間に巡りました。季節の変化もメリハリもどこかに置き忘れたような心許なさの中に、時だけは淡々と流れていきました。それでもこの一年の間 に事々は次々に起こり、その都度、相談したり、愚痴を聞いてくれる相手を失った事実を突きつけられて、心細さに佇むこともしばしばでした。心に張りを持っ て、元気に生きていくことの難しさを感じながら、今まで支えてくれた母たちの力添えに応えなければ と自分を励ます日々です。


一年が巡りて 12月1日(日)
母 の一周忌の法要は、高尾の東京霊園で行いました。その後は高尾のうかい竹亭での昼食会。母のごく親しい方達にお集まりいただいての和やかな偲ぶ会になりま した。お天気は晴天、12月とは思えぬ ほどの暖かさ、風もない穏やかな一日は、いらして下さった方々への母からのおもてなしだったのでしょう。心が少し解き放たれたような気がします。

東京霊園父母の棲家

高尾うかい竹亭の紅葉

水面は紅に覆われていました

楓の黄秋は珍しいです


紅葉のLighting
4本の楓は、紅が進む順番が決まっています。
先ずは親木がてっぺんから染まって、すぐ隣の
長男、三男、次男が最後に葉を落とすまで通算
3週間ほど、夜の紅が楽しめます。これは、
次男の紅葉です。




 
今年のクリスマス

 
クリスマスリース
今年のクリスマスは、赤と白に決めました。ピンクやシルバーに 気持が向かないのは、何か理由があるのでしょうか?いつもは大好きな色ですのに。
赤の色は元気色なのですね。先ずはリースからです。

玄関飾り棚
ボ ストンからやって来たスノーベイビィが11人になりました。可愛い表情に見入っていると、見ている側も自然に顔が綻びます。「マア可愛いわねえ」と母の声 が聞こえます。よくショウケースの前に佇んで、一つ一つを満面の笑顔で丁寧に丁寧に眺めていました。想い出は有難く、そして切ないものです。

Show Case




Christmas Eve
息子と二人のイヴでした。



お正月
母に続いて姑が旅 立って、2年続いての淋しいお正月となりました。
松飾を飾って、歳神様をお招きする資格は無いのかもしれません。
でも子供たちと話し合って決めました。いいちゃまもああちゃまも
お元気だった頃と同じように来る歳に希望を持って、前向きに生きて
行こうと。年初めの元旦は、2014年の健康で和やかな日々を祈って、
心楽しく、賑やかに迎えることにしたのです。松のリースは歳神様に
お寄りいただくための準備です。この一年の穏やかな日々を祈願して。



正月飾り
ショーケースは和の雰 囲気にしました。唐三彩の馬は
夫の両親と私達4人で中国を旅した時の思い出の品です。
お正月は、思い出に充ちて、昔帰りをしています。




2014年元旦
穏やかな新年を迎えました。陽射し明るく、暖かく、風も無く。
姑の喪中ですから、祝い膳もお重も祝い酒の杯も出しません
けれど、今年が愁いの少ない、和みと寛ぎの日々になる
ようにとの願いを込めて、正月料理を盛り付けました。
大晦日に、長男、次男と手分けして作った品々、楽しみました。



2月の玄関飾り 

東京にまだ雪は降 りませんけれど、東北、北海道は記録破りの豪雪です。

玄関飾りは雪国を偲んで白だけで纏めました。3月になったらピンクに替えましょう。


春の使者

少し気温が穏やかな昼下がりに見つけた乙女椿、ピンクの花びらが

つやつやと陽に映えて、春の天使のように見えました。(1月31日




2月の彩り
小鳥たちに啄まれて姿を消した赤い実たち、でもまだまだ頑張っている木の実が
殺風景な冬の庭にぬくもりを齎してくれています。それに加えて、わずかに残る
秋の名残りの菊や撫子、サルビヤなどが、寒さに耐えて越冬しています。乙女椿が
咲き始めて、寒椿、石楠花の蕾も膨らみ始めました。春の姿がそこここに見え隠れ
していて心が躍ります。小鳥たちの姿が庭の日溜りに多く見られるようになりました。

おもと

万両

残花 菊

残花 撫子


東京に45年ぶりの大雪
2月8日の未明から降り始めた雪が一日中止まず、午後10時頃まで続きました。
都内の積雪は27センチになった由、私の住む郊外は35センチありました。
タクシー会社には電話がつながらず、楽しみにしていた男性コーラスの演奏会を
諦める仕儀となりました。大学受験入試にぶつかった受験生も多く、土曜日とて、
結婚式なども多かったようです。雪になれない東京での豪雪でしたけれど、
雪に因る人的被害があまり多くなかったことに安堵しました。
大雪の翌9日は都知事選の投票日でした。雪の影響もあって、投票率は低かった
のですけれど、その影響はあまりなく、予想されていた通りの結果になりました。
開票を待たずに舛添さんの当選が報じられ、都知事選はあっけない結末になりました。
豪雪、選挙、オリンピックと重なった日曜日は気温が上昇、雪解けが進みました。

この大雪の5日後の2月13日に前回を上回る豪雪に見舞われました。
金曜日の朝から降りはじめた雪がその翌日まで続き、朝になって雨に
替りましたものの、積雪は郊外では40センチに達しました。
雨が止んだ午後、来合せていた長男の雪に覆われた車をレスキュー、
余りの積雪量に、階段や道の雪かきも半分で終了して翌日回しにしました。
あまりの労働量に力尽きてしまったという感じです。翌日からの好天と気温
上昇に助けられて、3日後には車庫から車を出せるようになりましたけれど。


雪の映える紅梅
翌朝まで降り続いた雪の中で、頭に雪帽子をいただいて毅然としている紅梅が、
目に清かでした。やはり日本人の心と気質に寄り添っています。(2月14日



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