義母の手を経て吾に継ぐ塗り膳に

異国の友へのお節を配す

ライム果を器に見立てし一品を

日本の心見しと友言う

白生地の夫手作りの風炉先に

毛氈敷きて茶室となせり

松梅の干菓子は目にもさやかなり

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食すは惜しとて友持ち帰る

掛け軸の意味問いかける吾が友に

母の言葉を借りて補う

ボストンのお正月

初春の祝いの膳に屠蘇添えて

留守宅まもる次男を想う